舗装について

私たちの舗装について 私たちの舗装について

道は一つの会社だけでは作れません。
それぞれの分野に特化した業者が集まり、協力して作業することで初めて、「道」が完成します。
三永建設は舗装と、その現場の施工管理に特化し、地域の道づくりに貢献しています。

舗装を始める前に

1.事前打ち合わせ

公共工事、民間工事どちらの場合でも施工前に発注者と受注者で事前に現地立会を行います。
公共工事の場合……設計書をもとに施工方法や施工場所周辺の環境、日程などのすり合わせを行います。
民間工事の場合……ご希望の工期やご予算などについてお伺いしながら、地盤の状態や構造物の有無、施工方法などをご提案させていただきます。

ポイント

実際に現地を見て、
完成形をイメージすることが大切です。

特に施工後に雨水などがたまらないように、どのように勾配をつくり排水性を保つのか地形を見ながら確認します。
車や歩行者の安全性を保つために発注者との打ち合わせは入念に行います。

測量は工事を施工するにあたり、必要不可欠な工程です。
設計書をもとに現場との整合性があるか、足りない情報がないかなどの確認を行います。
道路の幅や距離、地盤の高さを測りながら、施工するうえで重要になる箇所に目印をつけていきます。

2.現場の測量

ポイント

地盤の高さを正確に測る

平らな美しい道路を作るには、現地の地盤の高さを正確に測ることがとても重要です。オートレベルや光波などの測量機器を使用し、地盤・構造物の高さを確認し、施工計画を立てていきます。

舗装開始

1.路床工事

路床とは、舗装の最下層にあたる部分で舗装の土台となります。路床の強度がないと地盤沈下などのトラブルが発生する可能性があるため、場合によっては地盤改良を行います。丁寧に転圧し、密度を高めることで、路床の強度も高まります。

事 例

軟弱地盤対策

軟弱な地盤を施工する際は、地盤改良を行ったり質の良い土に入れ替えたりし、*サンドマット工法で砂を約20cmほど敷きます。そうすることによって地盤沈下などのトラブルを防ぎます。
*サンドマット工法:軟弱な地盤の表面に透水性の高い砂や砂礫を敷くことで、地下水の排水を行い、地盤の強度を高める工法。

路盤は、下層路盤と上層路盤の2層でできており、道路にかかる荷重を分散させて路床への負担を小さくするクッションのような役割があります。主な材料として砕石等を使用し、ローラーなどの重機で圧力や振動を与える転圧を行うことで、密度・強度を高めていきます。

2.路盤工事

ポイント

丁寧に圧をかけ、強度を高める

路盤の高さが正確であるかを確認した後、材料を均等に敷き、散水しながら圧をかけます。路盤は水を含んでから、圧力をかけて乾燥するときに固くなる性質があります。この性質を利用し最も強度が高くなる比率(最適含水比)になるまで入念に圧をかけていきます。

3.舗装工事

舗装工事の中には、基層工・レベリング工・表層工など様々な工程があります。基層工は路盤の表面が平らになるよう全体を整え、道路にかかる交通荷重を均一に分散させる役割があります。レベリング工は表層が平らで美しい見た目になるよう細かいアスファルト混合物を敷き、凸凹をならす工事です。主に橋の上の舗装や、既存の道路の塗りなおしの際に行われる工事です。
表層工は、舗装の最上部にある層のことで、普段目にする道路で見えているのはこの表層のみです。交通荷重を分散し、交通の安全性・快適性などの路面の機能を確保する役割があります。

ポイント

舗装工で重要なのは
アスファルト合材の温度管理です。

アスファルト合材を生成するプラントから現場に到着するときの温度や合材を地面に敷く際の温度を、その都度温度計で計り管理します。合材には固まる過程には最適な温度があります。寒い季節は合材が冷めやすいため、最適な温度を保つために麻布をかぶせるなどの対策が必要です。
 最適な温度で施工できるよう施工スピードの変更など現場監督の判断が重要になります。

舗装完了